この事件についての新聞報道をお読みになった人は多いと思います。新聞などで報道されたように、「高島易断」という占いは、明治時代の占師・高島呑象が始めたもので、「高島易断」を名乗る団体がいくつもあります。今回処分を受けた幸運乃光が名乗る「高島易断総本部」と、「高島易断所」や「高島易断総本部神聖館」は全く関係がありません。
どんなものでも、適切な金額というものがあります。今回の処分は、被害者が146万〜934万円を支払ったということで、これは金額が大きすぎますし、「地獄に落ちる」などというのも脅し以外の何ものでもありません。このように不安をあおって高額のお金を払わせようとする「高島易断」は避けたほうが無難でしょう。
「高島易断」だからといってすべて信じるのは危ないということです。とはいえ、私たちが区別をするのは少々難しい。でも、費用が妥当かどうかでだいたい分かります。かかる費用はせいぜい数万円以内です。それ以上の費用がかかる場合は、逃げたほうがいいと思います。
世の中には高島易断のほかにもいろいろな占いや易をしている団体や個人がいますが、実際のところ単なる金儲けでやっている団体や人もいます。そういうのに引っかかると、お金をどんどんむしり取られる一方です。弱みにつけ込んできますから、当事者はなかなか気づかないのですが、でも、高額を要求される場合は「ニセモノだ!」と思ってください。
世の中には悪質な人がいるのです。注意しましょう!